こちらは
DINKEL CAFFE
スペルト小麦のコーヒーです。

遺伝子組換えをしていない
古代種の麦
以前、ドイツはライン河沿いの修道院で
買い求めたものです。

グルテンフリーではないものを
投稿するのはほぼ初めてですが
誤解を恐れずに言うと
私は必ずしも
「グルテンフリー」だけではありません。

いのちを尊んでいただくこと、
食材に、その歴史に向き合うという中で
自身との長い対話を通して
私の体にとって、辿り着いたことのひとつが
グルテンを抜いてみることでした。

ただ、そこには
・自然がくれたありのままを
(出来る限り人工操作、品種改造を避け、加工をしすぎない)
(添加物を使わない)
・慈しみが感じられる過程のものを
(育てた環境、つくる人、届ける人のエネルギー)

という私なりの基準があり、
単にグルテンフリーであれば良いと
いうことではありません。

その点で、私のつくるものの材料は
有機発芽玄米であったり
在来種・古代種であったり
親しみある農家さんのものだったりします。

白米は手を加えている分、糖の吸収が早いので
私の菓子では使いませんが
普段の食事では、お腹の調子に合わせて
五分づきなども時々いただきます。

また、植物療法の学びを進める中で
5年程前からは
ドイツ修道院の薬草学の研究もしています。
数年前、ほぼ衝動的に修道院を訪れた歳が
彼女がお告げを受けて
書を記し始めたまさにその歳だったと知り、驚き
運命的な縁も感じています。

その中で、スペルト小麦は
さまざまな効能と共に登場するため
遅延型アレルギーの私ですが
体の声を注意深く聞きながら、時々試します。
グルテンは含まれていますが
この種は吸収の良いたんぱく質ということで
今のところ気になるような症状は出ていません。
ただ、小麦は「冷」の食材であることに
変わりはないので
少量のみ、試すようにしています。

自然のものを人間が弄ると、
いくら瞬間的には旨く、美味しく感じても
体の奥では違和感を感じているのです。
それが、代々浸透して
行く先の未来に影響をあたえると思うのです。

お米も例外ではありません。
先日出会った方のお子さまは、
小麦、米、大豆アレルギーでした。

まだまだ他の
グルテンフリー食材はあるので
大丈夫ですが・・

でも、日本人であるわたしたちの多くが
お米をもし食べられなくなったら、
やはり悲しいです。

未来へも健やかに美味しい一粒を頂けるよう、
よりいっそう心を養い
大地を、種を
守っていかなければならないと
強く、思います。

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